ヒーリングの効果を高める抽象度の上げ方・広げ方 その1
あなたの夢をかなえるヒーラー:渡辺高史です。
ヒーリングの効果を高めるには、抽象度を高く保つことが重要です。
水が高いところから低いところに流れるのに似ています。
抽象度の高いところから気やエネルギーが発生し、抽象度の低いほうへ流れる、と喩えたら分かりやすいでしょうか。
しかし、ただ抽象度が高いだけだと、漠然としてボンヤリしてしまうので、実際には、上げ下げが自在にできることが大切です。
水を高いところにも低いところにも自在に流せるポンプのようなイメージかもしれません。
「ヒーリングの効果を高める抽象度の上げ方・広げ方」の初回の今日は、まず簡単に抽象度の説明をして、初歩的なトレーニングをご紹介しましょう。
抽象度とは、分析哲学の用語でLevels of Abstractionの訳です(苫米地英人氏による)。
一般的な抽象度の説明としては・・・
犬の抽象度を一つ上げると、哺乳類、ペットなどとなります。
さらに上げていくと、生物、生命、物質・・・と上がり、一番高い抽象度は「空(くう)」になります。
犬の抽象度を下げていくと、たとえば、プードル、闘犬などとなります。
さらに一番下まで下げていくと、うちで飼っているポチとなります。
さらにそれ以上下げると、ネコでもあるうちの犬のポチ、というような矛盾に至ります。
抽象度は、上は「空」で閉じ、下は「矛盾」で閉じています。
・・・で、これがヒーリングの効果と、どう関係があるのでしょうか?
大いに関係があるのですが、それはおいおいお話しするとして、まずは抽象度の上げ下げに慣れることが大事です。
まずは、いろんな物や概念の抽象度を上げたり下げたりしてみましょう。
例えば、「怒り」というものの抽象度を上げると「感情」になりますね。
「感情」は、怒り、喜び、悲しみ・・・などを含んでいる上位概念です。
感情をさらに抽象度を上げると何になるでしょうか?
一つには、エネルギーのバイブレーション(振動)とも言えるものになります。
さらに上げていけば、やがて「空(くう)」にたどりつきます。
逆に下げると、「悪に対する怒り」「殺したくなるような怒り」「○○さんへのこの怒り」など具体的になります。
もっと下げると、笑いながら怒る、という竹中直人みたいな矛盾に至ります。
どんな物や概念から出発しても、抽象度の上下はできますので、思い出した時に上下させてみてください。
次回は、ヒーリングで実践的に使える「抽象度の上げ下げの例」をあげてみましょう。
渡辺高史